住宅を購入する際、住宅予算はどのように算出していますか?
今の家賃に合わせたり、組める住宅ローンの額に合わせたりしている人が多いように思いますが、本当にそのような決め方で良いのでしょうか?
一度住宅を購入すると賃貸のようにすぐに引っ越すこともできませんし、大抵が20年~35年の長期ローンを組んで購入することになります。
「不動産は人生で一番高い買い物」と言われているほどなので、安易な予算決めで購入すべきではないと思います。
ではどのように住宅予算を決めるべきなのか?一緒に考えていきましょう!
現在の生活に合わせての予算決めは危険!?
まず第一にお伝えしたいのが、今の生活に合わせて住宅予算を決めるのは危険だということです。
ライフスタイルは常に変化するため、今の生活をベースに予算を決めてしまうと今後の変化に対応できなくなってしまう可能性が出てきます。
例えば今は子供がおらず共働き出来ていたとしても、子供が出来て共働きができなくなってしまうかもしれません。
その場合収入が減ってしまうとともに毎月の生活費は上がってしまいます。
ずっと共働きができると思っていても、子育てや両親の介護が必要になり「共働きができなくなる」という環境になってしまうことは十分に考えられます。
又、住宅ローンを借りられる額に合わせて住宅予算を決める場合も注意が必要だと思います。
いくら住宅ローンを借りられるかは、住宅ローンを借りようとする所得によって決まり、その世帯が毎月いくらの生活費がかかるかは全く考慮されていないからです。
夫婦だけの世帯と子供が3人いる5人家族とでは、当然ながら毎月の生活費は違います。
それにもかかわらず、借りられる住宅ローンの金額は同じなのです。
今の生活をベースに住宅予算を決めてしまうと、将来の環境変化に対応できなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
住宅予算は「これからの生活」に合わせて考える
これまでお伝えした内容を踏まえると、住宅予算はお客様が思い描く「これからの人生」に合わせて決めることが大切だと思います。
そのためには、お客様自身がこれからの人生について考え、しっかりとした人生設計をつくっていく必要があります。
もちろん将来のことを全て見通すことはできませんが、ある程度の方向性を見つけることはできるはずです。
「子供の数」「将来的な家の買い替え」「仕事のこと」「両親との同居」「老後の生活」など、将来のことが明確になるほど、これからの人生に必要なお金がいくらなのかが分かってきます。
それに合わせて住宅予算を決めていけば、よほどのことがない限り住宅購入で失敗することはないと思います。
当社では、ライフプランナーと提携することで「より具体的な住宅予算決め」ができるようサポートしております。
もしお役に立てそうな場合はお気軽にご相談ください。